KENSHU SHINTSUBO

Jun

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「Possible Water 〈コモンズ〉としての未来」:ドイツ文化センターにて開催される展覧会に参加します

ドイツ文化センターにて7/7(土)~開催される『Possible Water <コモンズ>としての未来』展に参加いたします。 7月7日の七夕の日に展覧会のオープニング企画として、文化人類学者でスローライフの提唱者で 「100万人のキャンドルナイト」の呼びかけ人代表でもある辻信一氏と出展アーティストによる ラウンドトークを開催します。ディスカッションのあとには、アコースティックな音楽をバックに水の星まつりをお楽しみください。 本企画は、四方幸子さんのキュレーションによる展覧会(7月7日-21日)と関連企画(7月7日のオープニングイベント、展覧会の映像作品の上映会)から成ります。 http://www.goethe.de/ins/jp/tok/ver/ja9480407v.html

【展覧会&ディスカッション】 2012年7月7日(土)– 21日(土) 11:00 – 20:00(土・日は17:00まで) ドイツ文化会館 1F・2Fホワイエ/ ドイツ文化会館ホール 03-3584-3201 info@tokyo.goethe.org

【出展アーティスト】 アグネス・マイヤ-=ブランディス 1973年アーヘン生まれ、ベルリン在住。 鉱物学と美術を学んだ後、ケルン・メディア芸術大学大学院卒。事実とフィクション、ファンタジーとテクノロジーの境界をアート&サイエンスの実験として追求。本展では、空気中に偏在する「水」をめぐる作品の映像を展示および上映する。 エッケラント・ゲッツェ 1948年ドレスデン生まれ。 画家、シルクスクリーン印刷工、技術者を経て、ドレスデンの芸術アカデミーの夜学で学ぶ。1988年よりミュンヘンを拠点にし、土壌や土に関わる作品やプロジェクトを展開。昨年秋に来日、日本各地の水田で採集した土を使用した新作を展示する。 新津保建秀 1968年東京生まれ。 写真家。写真、映像、フィールドレコーディングなどによる制作を行なうとともに、企業、建築家、音楽家、研究者との共同プロジェクトを積極的に展開。本展では、水の循環を木々の葉をはじめ環境との関係においてとらえた連作を新たに発表。 BCL 福原志保とゲオルク・トレメルによるアーティスティック・リサーチ・フレームワーク。 バイオテクノロジーや水などをテーマに、自然・社会・文化環境と人々の意識との関係を探索。今回は「スピリチュアルな水」をテーマにした新作インスタレーションを展示。 ひらのりょう 1988年埼玉県春日部市生まれ。 2011年多摩美術大学情報デザイン学科卒。お化けや恋、日々生きている時間からあふれた物事をもとに、映像やアニメーション作品を制作。地球上を循環する「水」を念頭に製作されたアニメーション作品《ホリデイ》(第17回学生CGコンテスト大賞)を展示及び上映。 ミヒャエル・ザウプ 1961年ヘヒンゲン生まれ、ベルリン在住。 映像作家、メディアアーティスト、音楽家。日本では2001年に個展「R111」(キヤノン・アートラボ)を開催、同年より脱原発の方向性を強める。本展では、水を通して原子力開発史を振り返ることで、人間と技術との関係を問う新作映像を展示・上映。 ロルフ・ユリウス/Rolf Julius 1939年(ヴィルヘルムスハーフェン) – 2011年(ベルリン)。 “small music” を提唱し、サウンド・インスタレーションやパフォーマンスを世界各地で行なう。日本とのつながりは深く、京都、東京、丹後、妻有、瀬戸内など多くの地で活動を展開。東京ドイツ文化センターでは、1986年と2005年に展示。 萩原朔美/Sakumi Hagiwara (*上映のみ参加) 1946年生まれ。 映像作家、演出家、エッセイスト。多摩美術大学教授。60年代後半より、演劇、実験映画、ビデオアート、執筆等で活躍。上映される『目の中の水』は、手術で目に水が注入され、水を通して世界を見る自らの体験を再現する中で、幼少時の水の原風景が再発見されていく新作。 辻信一 (*ラウンドトーク・ゲスト) 文化人類学者、ナマケモノ倶楽部世話人。明治学院大学教授。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表。数々のNGOやNPOに参加しながら「スロ-」や「GNH」というコンセプトを軸に環境=文化運動を進める一方、社会的起業であるスロービジネスにも積極的に取り組む。著書多数。 ★ラウンドトークと水の星まつり 2012年7月7日(土) 15:00 – 17:00 辻信一&出展アーティストによる ラウンドトーク (日独逐時通訳あり) 17:00 – 19:00 水の星まつり 七夕の日に、水の星地球の未来に向けたイベントを開催します。それぞれの思いを託すオリジナルの七夕ツリー、スペシャルライブあり。 ★上映会 本展覧会の映像作品を大画面で一挙上映。 2012年7月13日(金) 19:00 / 7月21日(土) 14:00 アグネス・マイヤー=ブランディス 「クラウドコア・スキャナー (CCS)」(2010年、12分33秒) 「フルイド・マター」(2010年、6分30秒) 「トロポスフェリック・ラボラトリー」(2010年、6分33秒) ひらのりょう 「ホリデイ」(2010年、14分16秒) ミヒャエル・ザウプ 「島」(2012年、19分) 萩原朔美 「目の中の水」(2012年、16分) ※上映会のみの特別参加作品